キャラメルポーチ
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というものを作ってみました。
可愛い形ですね、でも意外と自立しなくて、ちょっと薄手ですがラミネート素材で
裏打ちもして作ったのですが、色々と課題というか、
もっと使いやすくするには考えるべきところがある、奥深いアイテムですね。

昨日のブログの内容には、びっくりするほどの反応をいただきました。
ありがとうございます。コメントの数も多く、内容も様々で、布帛が多い
ニットが多い、柄物、1m生地、50cm生地、50cm買いした子ども用生地がサイズアウトして、
生地が好きで2cm角のハギレも捨てられません~まで、
布山事情がすごい勢いで押し寄せてきました。
圧倒されてしまい、要は

人それぞれ (*'∇')b

ってことで結論付けたくなるところなのですが、
それだと意味がないので、じっくり何度も読み返しながら検証し、
その中で多い意見をまとめてみました。ご紹介してみると

◆使えず残っている生地

1 ニットのハギレ(捨てるにはもったいないが1着は作れないくらいの30~50cm程度)
2 布帛の1m生地(福袋物、柄が可愛いからと少し買ったもの、柄物、無地両方)
3 ハギレ(何しろ捨てられないっ!)
4 あとは普通に、作るスピードに縫うスピードが追いつかないため、でも買っちゃうため
  着分あるものが多々残る。
5 ダンガリーとかボーダーとか

といったところでしょうか。
他にも、同色使いのために買ったスパンフライスが余る、
流行を過ぎた柄が古く思えて使えないなど、沢山の「布山あるある」が~~
座談会でもしたいところです。(きっと話しただけで満足してしまうけれど。
ハギレ有効活用しました作品でも持ち寄ってやればまだ進歩があるでしょうか^^)

そんなこんなで真面目に面白く、すべて拝読させていただいております。
この中で、型紙屋にできること、探していきたいと思っています。

ネットショップで買うからイメージしたものと違うものが届いた、
というような場合で、着分の生地が残る場合、
私はお店をしているので皆さんと少々事情が違うところもありますが、
そういうものはどんどん試し縫いに使っています。
滅多に他の型紙屋さんの商品を買わないですが、買う事があると必ず試し縫いします。
ごく個人的に使う目的で買うので研究するとかではないですが、
それでもそのままは使いません。信用していないという事ではなくて、
寸法だけでわからないゆとりだとか、体型に合わない部分だとか、
そういったことがあるからです。
それに、何というか、うまくいえないのですが
そういう過程を入れることで、出来上がりをより具体的にクリアにイメージできるので、
結果的に、思い通りに形になる事が多いです。

好きな言葉に「作ってみなくちゃわからない」があります。
何の比喩もなく、もうそのまんまなのですが、
第一線で活躍するプロのクリエイターの言葉です。
やりたいことが明確で技術も表現力もあり、誰からも認められたプロでも
頭で考えるだけで形にはできない。やっぱり何度も作る。
私もついつい頭で考えがちなのですが、手を動かすように、そこから見つけるように
意識しています。(明日までにこれ作らなくては~って時も多々あるので、
もちろんそんな理想通りじゃないのですが、何回かに1回でもいいから
そんな風に物を作ると、やっぱり発見が色々あります。)

前準備を怠って仕上がりに満足いかなかったときに、
その1着がどうしても無駄になるので(妥協してまで着られない。特に着心地などは)
私にとっては一番きついです。
それを避けるには、やっぱり事前にどれだけイメージできるかだと思っています。

脱線しました。

布帛1m、とか、ニット50cm、あたりは型紙屋の課題にしやすそうですね。

3の「とにかくハギレ」は、どうしましょう。
気に入った生地だから捨てられない、というのは理解できるところなのですが、
(私にもそういう生地があります)
ここは「使う」という方向で考えるとすると
 
 ● ある程度バイアステープに加工しておく
 ● 大好きなハギレは、正方形に切って、アルバムやファイルに入れて、観賞用
 ● ウェス(汚れ拭き)に。(特にニットは家具職人さんがよく落ちると仰ってました)
    できればまとめてお洗濯しておくといいですね。

すぐに思いつくところではこんな感じですね。

5の、ダンガリーやボーダーは、要は「何にでも使える守備範囲が広い布。」ということで
好きだからというのもあるけれど、使いやすいという事で買いやすく、たまりやすいみたいです。
市販の本も、手芸本も、こういう素材は多く紹介されていてイメージしやすく、
創作意欲がわきやすいからという事もあるかと思います。
こういう生地も、流行がないようでそのうち飽きたり、新しい流行も来るので
早めに使っておきたいですね。

型紙屋の端くれで、どこまでお役にたてるかもわからないですが、
数年前と違い生地が手に入りやすくなった今は、買えないストレスは減ったけれども
買いすぎたり、買った生地をどう使うか、というのを考える時期で、
布山をすっきり減らして、気持ち良く新しい生地を購入できる、「循環」みたいなものを
意識して考えるきっかけになりました。スタッフともいろいろ話してみます。

ありがとうございました。
長々と失礼しました。

あそうそう、今日はゆうとがお世話になっている先生と、作った映像の上映会をしたのですが
その先生のお車が近々廃車になるとのことで、今日、参加した子どもたちみんなで
車のボディに思いきり落書きをさせてもらいました!
子どもって、遠慮ないですねー、のびのび自由に、外国車に!
そして、お疲れ様の気持ちを込めて。(20年愛用されたとのこと。)
素敵な体験、素敵な先生です。(先生、乗って帰られましたよー)

そしてもう一つ、思いきり落書きした後に、一部の女子(と小さな可愛い妹ちゃん)が
「先生が帰る時に後ろの車に色が飛ぶかもしれないから」と、誰に言われることもなく
後ろ側の色をきれいに落としてたのには感激でした。(今日は雨が降っていました)
いい子たちだなー、こういう瞬間に立ち会えるから、ずっと子どもたちと関わりたくなるのですよね。

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Top▲ | by polka-drops | 2012-10-28 22:58 | ハンドメイド
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