工場さんへ




今度、製品をお願いする縫製工場さんへお邪魔してきました。
製品といっても、polka drops が企画したわけじゃなくて
「こういう製品を作りたい」というクライアントさんのお手伝い。
希望を聞いて「形と機能と見た目のデザインを同時に」考えて
型紙を起こし、製品にし、商品を納品するまでを請け負うというお仕事。
デザインを聞いて、そのまま形にするわけじゃなくって、
ふんわりとした希望を、色んな方向から形にしていく、という作り方。

工場さんへお邪魔するのは、いつ以来だろう。
今日は、お仕事してくださる方と長く話したせいか、
色んなことを思い出した。思い出したというのか、わかっているんだけど
もしかしたら感じ切れていなかった事かもしれません。

全部、人の手で縫っているというものすごく当たり前のこと。
縫製の世界で、縫うという事を自動化している割合はまだまだ少ないです。
(自動化が進化しているのはニット(成型編み。セーターなど)です)
私が何十年も前に、裁断から縫製まで自動で縫い上げる機械を見た記憶からか
今はかなりそこから機械化されている部分が多いのかと思いきや、
素材や状況、デザインなどの細かな対応をする洋服の世界は、
やはり人間の目で、手で、調整が必要なのです。
同じものでも「誰が」縫うかで違ってきます。
わかっていたつもりでしたが、商品として並べられているものは、
縫いずれだとか一部伸びてるとかなくてどれも美しいので、抜けていました。

ユニクロや無印良品などの、同じものがたくさん積み上がっているあれも、
ついつい無機質に見ているところがあるけれど、全部、人の手でできている。
1枚1枚、数多くの洋服屋さんに、所狭しと並べられている、そのどれも。

先日は、ある部分の縫い方の相談でした。
一か所だけなのですが、納得いく仕上がりにするために
色んな縫い方を何度も試していただき、話して、決めてきました。
色んな事がスピーディな今は、部分的な縫い方1か所程度なら、
そこで立ち止まらないで進めてしまうことが多い。けれども、
実際できあがったら「あの部分がちょっと…」となることがあるのだそうです。
「後出しが一番困る。もう縫っちゃってるわけだからね」と工場さん。
わかります、引っかかってるんだけど、何となく進んじゃって完成しちゃって、
言わなきゃいいけど、やっぱり気になって言っちゃう、みたいなパターン。
そして、それを言われて困る工場さんの立場ももちろん。
気持ち良くお仕事できるかどうかで、仕上がりのクオリティも全く違いますよって。
一見見えないところも大切にするという事を、改めて思いました。

行けて良かった。そういうやり取りを快く思ってくださり、
会ってくださる方で、本当に良かった。
間に入ってくださる方も含めて、皆さん、自分の仕事の手を止めて
その部分縫いに関わってくださり、その流れで色んな話ができて。ありがたい時間でした。

で、やっぱりこれはファックスが必要だ~と、帰りに購入して帰りました。
(部分縫いの図のやり取りとか、発注関係とか、ファックス主流の世界です。)

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Top▲ | by polka-drops | 2015-06-28 10:39 | おみせのこと | Comments(0)
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