パフプルオーバーの生地選び
パフプルオーバーの生地選び_d0012237_06553140.jpg



生地選びというのは、難しいものでしょうか?
私自身が生地選びを上手だと思っているわけではないのですが、
生地と型紙の合う、合わない、の感覚って、それぞれどの程度違うものなのかな、
「これ、合うなぁ」と思えば、結構同じように思う人が多いのかな?
それともその感覚は個々でバラバラなのだろうか、など考える時があります。
そうして、個々の「違う」感覚に基づいて、どのように生地選びというものを伝えるか
というところについて、その伝え方はどうすれば良いかなと思っていますが。

パフスリーブの場合の生地選びは、ポイントとなるパフが綺麗に出るか、
というところを基準にまず考える、というのは想像できるかと思います。
で、これどうかな?と思う生地があれば、私などは生地をちょっと、
パターン通りにタックに折ってみます。
そして、ふんわり感がどんなふうに出るかを見ます。

パフなら、形良く立ち上がる感じがあるかどうか。
写真の生地はシフォンでかなり薄いのですが、タックをつまむとふんわりとした
形が出ます。あ、これなら大丈夫だな、と。だから「薄い、厚い」では決してない。
実店舗で生地を選ぶ時も、生地端を手で軽く折って、できあがりの感じをイメージします。
もちろん縫ってから分かることもあるので絶対ではないですが、
生地の状態でも、出来上がった時の形や、ポイントとなる部分を
イメージできるように生地を触ること、が大切だと思っています。

ネットショップで生地を選ぶ時は、触ることができないし
厚みなど、考えていた通りではない事も発生しますが、
届いた生地がイメージと違うなら、潔くそのアイテムには使わない。
触れない生地の場合は、もうそういう基準で買い物します。

先日も話していたのですが、私は、
色より柄より、縫製のきれいさより何より、
型紙と生地が合っている、合っていると自分で思えている、
という状態に、満足度が高いです。
生地と型紙が合っているかについてはみなさん、とても関心が高いようです。
生地と型紙の相性について迷った時、型紙屋さんへ質問するより
生地屋さんへ質問する人の方がかなり多いという事もわかりました。

戻りますが、パタンナーも私もいつも、生地をちょっとつまんだり、
触りながら考えたりして、視覚的にもそうですし、
五感を使いながら生地の感覚を掴んでいます。
生地選びも、正しい正しくないというのはありません。
その上で、相性というのがあるのも確か。
触ってイメージする。
できあがりを想定しやすい触り方をする。
というところがポイントです。
パフプルオーバーの生地選び_d0012237_10415135.jpg











◆ ブログ上でレスポンスできる、ソーイングやブログに関するお問い合わせフォーム作りました。こちら
  (ブログ上でお返事しています)

◆ 個別のお返事が必要なお問い合わせは、
  polka drops の お問い合わせフォーム をご利用ください。

Top▲ | by polka-drops | 2016-05-19 07:30 | ソーイングのコツなど
<< 大隈庭園 | ページトップ | パフプルオーバーの袖口リブについて >>
"basic photo wt" Skin
by Animal Skin