お店の商品で
おんなのこパンツという型紙があります。
これ、前後のパンツがつながっているのですが、四角い脇布だけが
切り替えられていて、パーツは少ないものの、
スクエア部分を縫うのが若干難しいのです。
デザインなので、しかたがない部分ではあるのですが、
デザインは少し変わるけれど、シルエットを変えずに、
縫いやすくする方法があります。
デザインを変える提案をすることについてはさておき、
最初の販売から時間もたっているし、変にこだわるよりは、
縫いやすくなって沢山作ってもらえたら、という気持ちで
ここでアレンジ方法をお伝えします。
パターンをいじりますが、結構簡単です。
パンツのパターンを図のように、たてに3分割します。
そして、縫い代1cmずつ足すだけです。
これでパンツのパターン3つと脇布、ベルト、ポケットと
合計6パーツとなります。(裁断枚数は合計9枚)
脇下布にギャザーを寄せて、脇布と縫い合わせたあと、
そのパーツを、前パンツ、後パンツと縫い合わせていくだけになります。
接ぎが増えるので、チェックなどをご利用になる場合は柄合わせが大変ですし、
裁断枚数や縫う工程は増えるので、手間が省けるかはともかく、
スクエアを縫うのが大変だわ、という方には、
こういう方法も使えるかと思います。
パーツを細かくする利点はもう1つあって、
生地に無駄が出にくいよう、型紙を配置する事ができる点です。
これを「型入れ」といいますが、この型入れが、オリジナルの場合は
パーツが大きいので配置する場所も決まってきたり、
半端に生地が残ったりしてしまう場合が考えられます。
オリジナルの方の利点は、柄合わせがしやすい、パーツが少ないので縫う箇所が少ない、
見た目がすっきりと綺麗(洋服は、ダーツや切り替えなどは基本的に傷と考え、
そういったものが少ない方が洋服として美しいという考え方があり、
特に昔はその傾向が強かったと思われます)といった所があります。
何を優先するかで、使い分けると良いですね。
参考までに・・・
■おまけ■
お茶が好きです。先日のティーバッグを作ってからは、連日暑いということもあり、
毎日冷たい色んな味のフレーバーアイスティーを作って飲んでいます。
フルーティーなルイボスティー、緑茶ベースのグレープフルーツ、ゆず、梅など・・・
今日は「かぼす」です。美味しい!