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忙しくて時間が足りない、でもハンドメイドを楽しみたいという方には「簡単にできる!」
アイテムはとっても魅力的で、私ももちろん好きです。
ところが「簡単にできるもの」を実際「簡単に」・・・言い換えると
「時間をかけず」作ってしまうと、
私の場合、ほぼ90%の割合で、飽きるのも早くなります。
そして、そういう風にして作ったものは、処分にもあまり抵抗がなくなってしまう・・・
という経験を何度かしていくうちに、たとえ簡単にできるアイテムでも、
慌てず落ち着いて作品に携わり、きちんと縫えば上手にもなり、
ほんの一手間をかけると、ぐんと愛着湧く作品になってくれる事に気づきました。
けれども、それには相当時間がかかりました。

私は、かなりの横着者で、
基本的にはギリギリにならないと腰が上がらないタイプです。
更に、せっかちで、丁寧に縫うなんて事は学生の頃本当に苦手でした。
雰囲気重視です。ちなみにもともと器用でもないので、細かい仕事が大の苦手。
そんな私が、絵を教えてくれる学校だと勘違いして入ったのが服飾の専門学校。
洋服への興味は全くありませんでした。
でも華やかな世界は面白そうで、
好奇心だけは人一倍だったので学校は楽しかったです。
4年間、無遅刻無欠席、皆勤で卒業しました。

でも、やはり縫製は苦手でした。
「不器用でせっかちだから」
「デザイナーだから(仕事で縫うことはないから)」なんて理由で
会社員の事はそれでも全然問題なかったのですが(実際に縫うことはなかったので)
会社を辞めて、1人で仕事(まだ、polka drops ではないです)をし始めると、
そうはいかなくなってきました。
個人的にも縫うことを頼まれたりするようになってきたので、
ここでやっと「人に見られるもの」を縫うように。
学生の頃は、課題で縫うことはあっても、楽しんで・・・というより課題だから、という気分。
私の場合、服が好きで入ったわけではなかったので、
洋服自体には愛着を持ちにくかったです。
コンテストなどで、服ともいえない自由な表現をするのは楽しかったのですが・・・

本当の意味で「縫う」事をし始めてから、少し縫いがうまくなってきた気がします。
まず、時間をかけるようになりました。
急がば回れ。早く縫ってしまいたいけど、アイロンなどの地味な作業で手を抜くと、
作品にそれが表れます。しつけも、チャコよりも切りじつけが確実。
その頃になって、なぜ「切りじつけ」なんて面倒な印つけが存在するのか理解できました。
そこを理解して、はじめてケースバイケースで道具や方法が選べるようになる。
手の抜き加減もわかるようになる。
早い段階で、楽な選択肢を覚えるとダメだなというのがわかりました。
そして、一つ一つの作業、どんな小さな作業にも意味があり、
手を抜けばそれなりになるということを理解してきました。
急いで作ったサンプルで臨んだプレゼンは、失敗する事が多かった。
先日も書いたのですが、まさに「身をもって知る」タイプです。

せっかく作ったサンプルが無駄になれば、それこそ時間の無駄。だから、
できるだけ手を抜かないで済むように、時間に余裕を持つこと、
作業には全て意味があるのだから、見えない部分だから・・・は
手を抜く理由にはならない。というか、全て見抜かれると思ったほうがいい。

という意識が、縫製レベルを少し上げてくれたような気がします。

そして、上手になると楽しくなるし、やっと洋服が好きになりました。
この気持ちでもう一度学校に通いたいくらいです。
ですが、基本的に自分の洋服は何でもいい、というのは変わりません。
パーカーとジーンズ(←実はあまり似合わないけど)があればOKです。
私にとっての洋服は「作品媒体」に近いものがあります。
要は「表現する手段」です。
でも、そこに人が袖を通す、動く、着ることで幸せになる、という事が加味されるので、
ただの媒体ではなく、もっと魅力的な、想像を超える世界が広がっていて、
私にとって、変わらず魅力的であるんだなと思います。

これを読んでくださっている方は、割と早い段階で大なり小なり「贈り物」を
縫っていらっしゃるのではないかなと思います。
「贈り物」は、腕を上げてくれます。
まだ下手な段階でプレゼントするのは気がひけたり、恥ずかしかったり、
私も「あ~あんな拙いものプレゼントしちゃったなそういえば」と
今でも思い出したくない経験もあるのですが、それも勉強。
プレゼントの回数が重なっていくにつれて、上達したなと喜んでもらえますし、
過去の失敗はそれで帳消しです^^

あとは、色んな方法を知って、試すこと。
同じものを縫うにしても、毎回どこか変える事。
ポケットを別布に、でもいいし、大きくするだとか形を変えるだとか。
どこかで切りかえてみたり、ステッチを入れてみたり、巾を変えてみたり。
同じ枚数を縫うにしても、その内容が違えば勉強できることも多くなり、
限られた時間で色々な事が吸収できるように。

それと、市販の洋服をよく観察することも大事です。
素材、生地と糸の組み合わせ、たとえばステッチ巾が違うと雰囲気が変わるし、
「これくらいの厚みがあっても意外ともたつきが少ないな」など、
沢山気づく事があれば、大きな勉強になります。
出かける時間がない場合は、自分の洋服や、実家のご両親の服、
通販のカタログからだって、「見よう」と思えば「見えて」きます。

余談ですが、写真をよく見るようにすると、ネットでのお買い物も上手になります。
「見る」というよりは「感想を沢山持つ」かもしれません。
「こうかな」「いやこうかな」と考えるごとに、正解に近づきやすくなっていきます。

目を肥やす、ということですね。

長くなってしまいました。
「上手に縫えるようになるにはどうしたらいいですか?」とよく聞かれます。
でも、私は縫うのはいまだに上手というわけではないです。
なので、直接的なお答えは難しいのですが、昔から比べると上手になりました。
少しはヒントに・・・なるような事があれば幸いです。
Top▲ | by polka-drops | 2009-02-13 09:24 | ソーイング | Comments(31)
布ナプキンサンプル ロック始末と防水布
私が普段作る布ナプキンはロックミシンを使わず、中縫い→ひっくり返す という
鍋敷きやコースターに見られる仕様が多いのですが、
今回、防水布を購入してみたところ、それが少し厚めだったので、
中縫いはごろごろするかな、とロック仕様にしてみました。
振り幅や送り目をあまり大きくしない方がきれいに仕上がります。
(そういう意味では↓写真のものはいまひとつです)

サニタリーショーツに使われている薄いナイロン系とは違う、
完全な不織布で、イメージとしては(あくまでイメージ)おねしょパッドっぽい感じでした。
でも縫いにくいということもなく、ネルや好きな生地と重ねて、ガーっとロック。
中にもネル、そしてサイズアウトしたゆうとの肌着なんかもカットして重ねてあります。

防水布も、安定供給できるお店があるといいのですが・・・
(防水布はまだお問い合わせにはお答えできません。ご紹介できる所が見つかれば
ここでお知らせします。よろしくお願いします。)

個人的にはネル素材だけでいけるんじゃないかなぁとも思うのですけどね。
案外、枚数を重ねても、それほど厚みが増さないので。

スナップは、いただきもののプラスティックのスナップを。
肌に触れる距離に使うには金属のタイプよりいいかも・・・と思います。
手芸店などでも見かけます。

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Top▲ | by polka-drops | 2009-02-12 08:02 | ソーイング | Comments(10)
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