光害ってなあに?
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2015年、国際光年キックオフイベント「光害ってなあに?」講演会
国立天文台三鷹キャンパスであったので、行ってきました。

タイトルはとっつきやすいけれど、でもその分野のスペシャリストが話されるわけだし
通訳があるとはいえ英語だし、場違い?難解?と最初は思ったものの、
行って良かったです!楽しかったー。
でも、駐車場はガラガラで私の車1台のみしかないし、天文台の敷地は広く、夜は真っ暗で
観測のために明かりも最小限だと思われ、商業イベントじゃないから案内も控えめで
迷子になりかけましたが、開演ぎりぎりでやっとたどり着きました。
何度か行ってるからわかっていそうなものですが、夜だとお手上げですね。

英語もとっても聞き取りやすく、私ですら、英語だけで大半理解できました。
内容的には小学生でも理解できるんじゃないかな。
広く告知されていないので、参加者が、関係者とかその分野の学生さんとか、
に偏ってしまうわけですが、それでも結構な人数でした。
三鷹市は国立天文台もあり、JAXAもあり、三鷹光器という宇宙観測機器の会社もあり、で
なかなかの天文の街なのですが、三鷹市民でも意外と知らない企画やイベントがあり、
うまく告知されていない感じなのがもったいない。アンテナ張りがちの私でも偶然知ることが殆どです。
ちょっと別の話ですが、JAXAなんか社会科見学にもってこいだと思うのに、
制約とか条件が合わなくて実現できない場合があるなんて聞いたこともあり、
こういったところがもっとスムーズになると良いなぁと思ったりもします。
私みたいなおばちゃんでもいいけど、可能性いっぱいの子どもに広く伝えたいじゃないですか。

で、日本ではまだそれほど知られていない「光害」というものについて。
(名前なんかは知っていても、取り組みなんかは殆ど進んでいない)
数年前から少しずつ聞いたことが、今日やっとしっかり繋がりました。
私も空の明るさ観測、できるところからやってみようと思います。

講演会の後は、外へ出ての観望会。
ラブジョイ彗星、見ましたー!
8000年に一度の彗星ですよ。きゃー!!!
特に天文分野に熱心ではない我が家だと、良い望遠鏡を持っているわけでもなく
星空観測は肉眼のみ。せいぜい普段からよく空を見上げるくらいなもんです。
だからこそ、こういう貴重な機会があるときは、感動も感激も鳥肌モノです。
今日はお天気も良くて観測には好条件だったこともあって、ご縁に感謝ばかりです。
部活を絶対に休みたがらない息子を連れだすのは難しいけれど、一緒に行きたかったな。

2015国際光年公式ページ
今回の講演会は「光害」という部分にフォーカスしてありましたが、国際光年自体は
光についての良いところも、改善した方が良いところも、両方見ていこうという趣旨のようです。
アフリカなどでまだ電気が通っていない地域では、光を灯すことが大事であるし、
都市部では、光を享受しつつも、空の暗さも保全していこうという事になります。
過剰な光は、生き物の生態系、資源にも影響が出る。
人間の健康についても無関係ではなく、私たちは光も必要であるけれど、暗闇も必要である。
色んな角度からバランスを考えていこうって事なのですね。
難しい話ではないけれど、考える機会、確認する機会、振り返る機会、そして、
少しずつ、良いと思える方に変えていくことは必要であり、
こういったことを知る機会は、ありがたいことだと思いました。

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国立天文台の「歴史的観測機器2015カレンダー」をいただいて帰りましたが、
これが、モノも写真の撮り方も、ものすごくカッコいいんです。


◆ はくしゅとコメントはここからです。いつもありがとうございます。


Top▲ | by polka-drops | 2015-01-09 11:17 | おでかけしました
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